挑戦記

クラウドワークスで応募しても採用されないあなたへ

本記事は、クラウドワークス経由で応募しても「採用されない!」という初心者の方に向けて書いています。

もっと言うと、プロジェクト形式の募集で「未経験OK!」「初心者歓迎!」と書いてある案件に応募しているにも関わらず、全然採用されない方向けです。

かく言う私も、クラウドワークスで初案件をとるまでには、かなり苦労した経験があります。

だから、すんっごく気持ちが分かります。

ここでは、クラウドワークスで応募した仕事に採用される、ちょっとしたコツをお伝えしていきます。

クラウドワークスって?

クラウドワークスとは、仕事の発注から納品まで、全て行えるようにしたオンラインサイトです。

仕事を発注する側にも、受注する側にもメリットがある仕組みになっています。

発注する側:依頼したい仕事に適した人材を効率良く募集できる

受注する側(クライアント):自分のやりたい仕事が簡単に見つかる

非常に幅広い仕事が扱われており、素人でもできるお小遣い稼ぎから、数十万円が動くようなプロ向けの仕事まであります。

クラウドワークスで仕事をする流れ

クライアント(発注者)は、

  • 業務内容
  • 報酬
  • 納期
  • 応募条件

などを記載して、仕事を委託できる人を探します。

仕事を受けたい側(受注者)は、自分のやりたい仕事を探し、応募します。

その後クライアントと受注者が契約条件を相談し、両者が納得してから契約、という流れです。

 

クラウドワークスの大前提

仕事の種類

クラウドワークスで募集されている仕事には、4種類の形式があります。

本記事は、プロジェクト形式で応募しているのにも関わらず、採用されない方向けに書いています。

プロジェクト(固定報酬制)

契約時に設定した報酬金額を、受注者が納品後に受け取れるシステムです。

納品したものが1発でOKの場合もありますが、クライアントが納得するまで修正を繰り返さなければならない可能性もあります。

  • 文字単価1.0円で、2000字程度の記事を書いてください
  • 1分程度の動画を1本3000円で編集してください

 

プロジェクト(時間単価性)

稼働した時間に応じて報酬が発生する、いわゆる時給で報酬が支払われるシステムです。

長く働くほど報酬を得られますが、固定単価性よりも採用されるのが厳しい場合が多いです。

  • 時給1500円でカスタマーサポートしてください
  • 時給1200円でSNSの運用をしてください

 

コンペ形式

先に仕事をして納品し、クライアントに選ばれた人のみが報酬を受け取れるシステムです。

腕に自信がある方には良いですが、初心者がやるとタダ働きになる可能性が高いので気をつけましょう。

  • お店のキャッチコピーを考えてください(報酬:20,000円)
  • この商品のロゴデザインを考えてください(報酬:35,000円)

 

タスク形式

何かタスクをこなすと報酬をもらえるシステムです。低単価案件が多く、超初心者向けです。

  • アンケートに答えて報酬10円
  • 商品レビューを投稿して報酬50円

 

最初は採用されなくて当たり前

大前提、クラウドワークスで採用されるためには、実績が必要です。

最初の1つの案件をとるのが一番難しく、いくつか実績を作ることができれば、トントン拍子に採用される方もいます。

もちろん、下記のように実績以外にも考えられる理由はありますが、仕方ない理由もあるので、採用されなくても落ち込まないことが大切です。

  • 募集人数に対する応募人数が多すぎる
  • 実力に見合わない案件に応募している
  • 応募時のやりとりが雑
  • 募集しておいて、採用しないクライアントもいる

 

実績がなくても採用されやすい人の特徴

とにかく応募している

実績がない場合は、とりあえず30件を目標に、とにかく応募しまくりましょう。

万が一、抱えきれないくらいに採用されてしまっても「応募・スカウトを辞退する」ボタンから辞退することができます。

ペナルティもないですし、自分の評価へネガティブなことが起こる心配もありません。

「せっかく採用してくれたのに申し訳ない・・・」などと罪悪感も感じなくてOKです。

クラウドワークスではよくあることで、悪い言い方をすれば、代わりはいくらでもいます。

ただし、契約成立後の辞退はNGです。

抱えきれなくなった瞬間に、他の応募は辞退しましょう。

また、仕事は日々更新されていきますので、最初のうちは毎日チェックして応募し続けることをオススメします。

 

仕事の詳細をよく読んでいる

当たり前と思うかもしれませんが、意外とできている人が少ないのが実情です。

大量に応募しているうちに、「あー、こういう系ね」と読むのが疎かになってしまいがちです。

細かい所が違ったりするので、きちんと読みましょう。

特に注意する点

  • 金額の提示方法は、契約金額にチェックを入れることがほとんどです。指示がある場合は、そちらに従いましょう。
  • 契約金額は、(税抜)表示です。
  • 「クライアントに源泉徴収をしてもらう」のチェックは、初心者の場合は、基本的には外してください。

 

プロフィールが充実している

仕事のクライアントは、意外とプロフィールを見ています。

お金を払って仕事をしてもらうのですから、少しでも良さげな人に頼みたいのは当然ですよね。

また、プロフィールを見てアプローチしてくれるクライアントもいるため、なるべく早く充実させましょう。

でも、「クラウドワークス初心者の自分には、特に書けることとかないし・・・」と思っていませんか?

大丈夫です。

以下、自分をよりよく魅せるプロフィールのコツについて記述します。

プロフィールで魅せるコツ

最低限、「必須」の情報だけでも案件応募はできますが、クライアントからすると、プロフィールが充実していた方が信頼できます。

また、本人確認もした方が信頼度が高まります。

その他も、以下のように工夫しましょう。

名前
実名が一番良いです。抵抗があれば、実名のような名前にする。SNSのライターアカウントの名前で統一するのも良いですが、あくまで仕事を取ろうとしています。ビジネスにそぐわない名前はやめましょう。

例:藤崎 美咲、杉本 陽翔

プロフィール写真
清潔感のある自分の顔に設定する。できればプロに撮ってもらいましょう。顔出しに抵抗があるのであれば、横顔や全身写真などにすることで「この人は存在する人だ」と思ってもらえ、信頼感が上がります。ビジネス感があれば、顔のイラストなどでも良いでしょう。

ひとことアピール
必ず入れましょう。自分のキャッチフレーズのように、強みや得意なことを入れた方が、目立てます。パッと思い浮かばない人でも、仕事の早さや正確さ・経歴・仕事への熱意などを辿れば、強みが見つかるはずです。

例:素早くて正確なライティングならお任せください!

 

自己紹介文の書き方

プロフィールは、自分は商品であるという目線で、良いところだけを載せましょう。

クライアントは忙しく、上から順に流し読みしますので、自己紹介文は以下の順番がオススメです。

  1. 挨拶
  2. 可能な業務
  3. 連絡ツール
  4. 使用可能ツール
  5. 経歴
  6. 稼働時間
  7. 意気込み

 

プロフィール文の例

プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。
フリーでwebライターとして活動をしている○○と申します。

【可能な業務】
台本作成
ライティング業務
資料作成

【連絡ツール】
・Gmail
・Zoom
・Slack
・Chatwork etc…
上記以外のツールでも、柔軟に対応いたします。

【使用可能ツール】
・Google Workspace
・Microsoft Office

【経歴】
都内の大学を卒業し、不動産の会社で働いています。
副業としてライターをやっています。
不動産の専門記事が得意です。

【稼働時間】
週平均:10~15時間
平日:18:00以降
休日:8:00~19:00

 

常に即レスを心掛けております。

どんなに遅くとも12時間以内には返信いたします。

もちろん嘘はいけませんが、「勉強中ですが頑張ります」や「経験浅めです」などと書いてしまえば、「自分は仕事ができません」と言っているようなものです。

ネガティブなことは書かないようにしましょう。

 

応募文が練られている

クラウドワークスの場合、応募画面には「メッセージ」の送付が必須事項となっています。メッセージの説明として

クライアントへの簡単なご挨拶と、質問や提案等があればお書きください。

とありますが、これは発注側があなたを「ちゃんと仕事をしてくれる人かどうか」を判断する重要な判断材料ですので、ここではメッセージではなく「応募文」と呼びます。

多くの仕事に応募しているうちに、だんだん面倒になってしまいがちです。しかし、応募文をコピペしてしまっては、相手に「この人は適当な仕事をする人だ」と思われかねません。

また、テンプレートをそのまま使うのも、同様の理由でオススメできません。

では、応募文には何を書けば良いでしょう。

 

応募文に書く内容

まず応募文を書く前に、仕事の詳細を3回は読みましょう。

募集文の中には

  • 募集条件
  • 募集しているのはこんな人!
  • 応募時に教えてほしいこと

など、見逃してはならない情報が満載だからです。

これらをしっかり把握してから、応募文を書き始めましょう。

募集文には、以下の順序で書くことをオススメします。

  1. 挨拶・自己紹介
  2. 応募案件への意気込み
  3. 仕事内容・条件を確認した旨
  4. (あれば)募集文で指定された情報

当たり前ですが、誤字・脱字やおかしな文法などには気をつけましょうね。

不安があれば、AIを活用しましょう。

 

どんな案件に応募すれば良い?

最初は、「未経験OK」「初心者歓迎」「実績づくりにどうぞ」等の文言が入っている案件に片っ端から応募すればOKです。

強いて言うなら

  • 学歴・職歴から、専門知識がある
  • 趣味でちょっと詳しい
  • 自分の性格上、得意分野

上記の特徴に当てはまる案件の方が、採用されやすいでしょう。

 

避けた方が良い案件

単価が安すぎる案件

目的が「実績を作ること」であればOKですが、ほとんどの人は「お金を稼ぐこと」を目的にクラウドワークスを始めているはずです。

いくら初心者だからといって、安すぎる案件に応募しなくてOKです。

絶対に、適正価格で採用される日が来るので、それまでは耐えましょう。

極端に評価が悪いクライアント

クラウドワークスでは、クライアントの評価を見ることができます。

☆が5.0中3.0以下、プロジェクト完了率が70%以下の場合、悪徳な場合があるので避けた方が無難です。

また、大量の募集実績があるのにもかかわらず、「総合評価:-」「プロジェクト完了率:-」の場合、募集だけしておいて採用しないクライアントの可能性があるため、注意しましょう。

 

まとめ

クラウドワークスで採用されないのは、

  • 行動力不足
  • プロフィールがスカスカ
  • 募集文がテキトーすぎる
  • 応募先が悪い

のいずれかが原因です。

この記事が、あなたのお役に立てれば幸いです。