クラウドワークス初心者のあなた!
最初の案件、ドキドキしますよね。
クラウドワークスの仕事は玉石混淆。詐欺の案件もあります。
今でこそ慣れましたが、私のクラウドワークスでの初案件は散々でした。
この記事を読んでくれているあなたには、初心者のうちから騙されずに仕事をしてほしいので、この記事を書いています。
この記事では、
- クラウドワークス初心者だった私が騙された流れ
- 騙されないようにするポイント
をご紹介していきます。
クラウドワークスで応募してみた

クラウドワークスって?
クラウドワークスとは、仕事の発注から納品まで、全て行えるようにしたオンラインサイトです。
非常に幅広い仕事が扱われており、素人でも簡単にできるお小遣い稼ぎから、数十万円が動くようなプロ向けの仕事まで募集されています。
クラウドワークスで報酬を得るまでの順序
クラウドワークスでは、応募してから納品や報酬の支払いまで、いくつかの順序を踏まなければいけません。

実績のない初心者は、②で応募しても、③でおこなう条件交渉のための返信が、ほとんどもらえません。
なぜこのような面倒な手順を踏まなければならないかというと、クライアント側・受注者側の双方に以下のようなリスクがあるためです。
クライアント側
- 納品される前に連絡がつかなくなる
- 受注者と仕事のレベル感が合わない
受注者側
- 報酬をもらえない
- 個人情報が抜かれる
クラウドワークスで応募しまくってみた
何もかもど素人だった私は、【未経験OK】【初心者歓迎】的な文言がついている、ライター的な案件に片っ端から応募しました。
30件ほど応募して、やっと返信がきた案件は以下のようなものでした。
プロジェクト(固定報酬制)
【継続依頼あり】【初心者歓迎】○○ついての記事(記事作成)をお願いします!
文字単価:1.2円
初めての案件にしては、まあまあ良い条件かなと思い、
すぐさま「ぜひやらせてください!よろしくお願いいたします!」の旨を返信と同時に、④の「同意して契約する」ボタンをポチリました。
契約してみた
⑤の契約成立が表示され、すぐさま⑥仮払いされました。
はじめての業務の始まりです。
業務をやってみた

はじめての違和感
契約した途端、「詳しい連絡をするからChatworkのコンタクト申請をしてほしい」と言われました。
Chatwork:ビジネスでよく使われる、LINEの連絡ツール
ここで、「ん?」と思ったあなた。
正解です。
クラウドワークスは、クラウドワークス外でやり取りする場合は「サービス外連絡申請」をしなければなりません。
このクライアントは、その申請をしている様子はありません。
これは後から知ることですが、サービス外連絡申請をするには数日かかるため、即日Chatworkのコンタクト申請は明らかにルール違反です。
不安は抱きつつ、初めての業務なので逃したくない気持ちが勝ちました。
私はルールを碌に確認せずに、言われるがままChatworkのコンタクト申請をし、仕事を受けることに決定。
仕事内容詳細:○○についての記事を500字程度で自由に書いてください
私「ですます調ですか?断定調ですか?」
クライアント「なんでも大丈夫です!」
私「誰に向けて書きますか?」
クライアント「誰でも大丈夫です!」
Chatworkで詳しい話を聞くと上記のような内容でした。
何も詳しい話はなかったので
「クラウドワークスで良かったじゃん!」
と不安は増しましたが、無知な私は「こんなもんなのかな」とあまり気にかけずに業務を開始することに。
業務開始!
少々雲行きは怪しいものの、初案件には変わりありません。
気合を入れて書きました。
2時間ほどかけて520字!
時給にすると、なんと312円!
これならテキトーにアルバイトした方が稼げるじゃん!
と思いましたが、未来への投資と思って時給は気にしないことにしています。
完成した記事はというと、自分的には最高の出来です。が、
クライアントはどう思うかな・・・
とドキドキしながら、クラウドワークスにて⑧の納品処理。(⑦の業務開始は処理の必要がありません)
返事はすぐにきました。
詐欺・・・ではなさそう・・・?
「OKです!」
「ちゃんと読んでくれた?!」と思うほどあっけなくOKが出ました。
そして、滞りなく⑨検収、⑩支払い、⑪完了&評価を完了。
私の初仕事は、あっけなく終了しました。
うっすら「これならChatGPTで良かったのでは?」と思いましたが、心の奥に押し込みました。
2つ目の業務

更に怪しいメッセージ
クラウドワークス上での⑪完了&評価処理が終わってすぐに、Chatworkへ連絡が来ました。
「レビュー作成のお仕事をしませんか?」
という内容で、クラウドワークス上での処理がスピーディーで、初継続依頼に舞い上がってしまった私は、初期の違和感を忘れてすぐに了承。
「予算の関係で、違うアカウントで依頼しますね!」
お返事が来て、即違和感を思い出しました。
継続依頼(?)
言葉通りに、クラウドワークスの別アカウントから依頼が来ました。
今度は
「簡単!レビュー作成をお願いします!」
という内容で、これは仕事なのか・・・?と思いつつ、興味があったので契約しました。
業務(?)内容
相変わらず仕事内容はChatworkでしか教えてくれず、2つ目の業務は
業務内容:
ご自身のGoogleアカウントで『マッサージの○○ 日本橋店』の口コミに以下のレビュー文を入れ、☆5で評価してください。
報酬:1,000円
レビュー文:
こちらでヘッドマッサージをお願いしました。
指圧がちょうど良く・・・
・・・略・・・
最高にリフレッシュできました。また来ます!
という内容でした。
GoogleMapの上位口コミで、妙に文才を発揮しているアカウントがあるとは思っていましたが、こういうことだったんですね。
納得です。
納得している場合ではありません。
一応、即納品しました。
稼働時間は5分程程度、報酬は1,000円。
警戒心はMAX、行ったこともないマッサージ店への不信感もMAX、Google口コミへの信頼も揺らぎました。
1,000円で失う物が多すぎます。
3つ目の依頼

またしても依頼が来ました。
もちろんChatworkで、です。
私は即納品をするよう心掛けていたので、気に入っていただけたのかもしれません。
次の業務(?)は
まずは△△の証券口座を作ってください。
それから、小額で良いのでお金を振り込んでください。
そこまでの過程が分かりやすかったかどうか、レビューしてください。
という内容でした。さらに
「ちょっと難しいかもしれませんが、1時間程動くだけで5,000円稼げるので、かなり割が良いですよ!」
とのことでした。
さすがに怪しすぎると思って辞退。
その後Chatworkで
「Toki様のこれからのお活躍をお祈り申し上げます。」
とお祈りメールが来ました。
「ご活躍」ではなく「お活躍」と書いてあることに気づき(タイプミスの可能性もギリギリありますが)、日本人ではないのかな?と推測しています。
クラウドワークスで避けた方が良い案件

以上のように、私のクラウドワークスデビューは散々なものでした。
この記事を読んでくれているあなたには、こんな目に遭ってほしくないので、避けた方が良い案件をまとめます。
見極めポイント
仕事探し時点で見極めるポイント
- 契約後、業務内容が変わる
- 報酬が低すぎる
- 報酬が良すぎる
プロフィールで見極めるポイント
- 本人確認未提出
- プロフィール画像未設定
- 発注ルールチェック未回答
- 総合評価が低い
- プロジェクト完了率が低い
- 受注実績が少ない
契約後に見極めるポイント
- ネズミ講の勧誘をされる
- なにかしらへの登録や商品の購入を勧められる
- サービス外申請を怠る
- 報酬をしぶる
正直、契約後に見極められたとしても手遅れですよね。
悲しいですが、初心者のうちは諦めのつく報酬の仕事をいくつか受けて、ある程度慣れるのが一番安全な方法かと思います。
その後
おそらくですが、今回のアカウントからは詐欺被害は出ていません。
なぜなら
- 現在もアカウントがある(BANされていない)
- 総合評価4.8(MAX5.0なので、かなり高い)
- 募集実績369件(結構多い)
- プロジェクト完了率91%(結構高い)
という、アカウントの評価は結構高いからです。
口コミも良いものばかりでした(これもお金で買っているのかもしれませんが!)。
しかし、
- 本人確認未提出
- 発注ルールチェック未回答
- プロフィールが設定されていない
というマイナスな特徴もありました。
もしも、あのまま証券口座を作っていたとしても大丈夫だったのかな?と思うこともありますが、ビビりな私はやらなくて正解だったと思っています。
まとめ

- 初心者のうちは、少しでも怪しいと思ったら応募しない
- 違和感を無視しない
- 報酬につられない
・・・なんだか、恋愛と一緒ですね。笑